【往水】
「
ねぇ、秋月さん……満員電車でこんなものを丸出しにして、恥ずかしくないんですか?
」
往水さんは俺の耳元に唇を寄せて、くすくす楽しげにささやく。
【往水】
「
秋月さんには、自分が公衆の面前で勃起させるような性癖の持ち主だって自覚してもらいたいですし
」
ささやいている間も往水さんの手は滑らかに動いて、袴から取り出した肉棒を玩具のように弄ぶ。
【八雲】
「うっ……う、ぁ……っ……」
往水さんの手はまるで手品師がボールを増やすような指使いで、俺のものを先から根本まで撫でまわす。
【往水】
「
秋月さん、息が荒いですよぉ……もう少し普通にしていないと、不審がられちゃいますよ
」
【八雲】
「っ、ぁ……そう思うんだったら、いますぐ手を離してくださ……うぁっ!」
俺が往水さんの手を振り払おうとすると、まるで狙い澄ましたように、往水さんは指先にきゅっと力を込める。
【往水】
「
あれぇ? 秋月さん、なんか苦しそうですよ。車酔いでもしちゃいました?
」
往水さんはわざとらしく言いながら、肉棒を手の平で掬い上げるように撫でまわしてくる。
【往水】
「
むっ……ふふっ……可愛いですねぇ
」