りんこ
「みなさまごきげんよう、新聞部部長のとーかいりんこ、ですわ」


ざぶね子
「ごっきげんよー! ざぶね子っス☆」


りんこ
「今回わたくし達は、学園内の黎明館と言う喫茶店にお邪魔しておりますの」


ざぶね子
「本編では、羽未ちゃんが働いているんスよー」


りんこ
「あらざぶね子さん、今回はやけに説明的ですわねえ」


ざぶね子
「これ以上殴られるのは勘弁っス」


りんこ
「まぁひどい、誰がそんなことを」


ひなた
「(じーー)」


りんこ
「げほんごほん、さて、ここ黎明館の一番の特徴といえば、なんと言っても給仕をしてくれるウエイトレスさんがメイド服を着ていると言うことに尽きますわ」


ざぶね子
「りんこ先輩、メイドさん大好きっスねー!」


りんこ
「ええ、なんと言っても歩くたびに揺れるスカートから覗く太もも具合がなんとも、でもどうせならその先ももっと見てみたいって……何を言わせるのかしら?」


ざぶね子
「つらつらと、勝手に喋ったのは先輩っスよ」


りんこ
「……まあいいわ、それよりお水を一杯いただけるかしら」


ざぶね子
「らじゃーっス!」


りんこ
「まあご親切にって、あなたいつのまにメイド服に着替えたのかしら」


ざぶね子
「やっぱりここは着とくとこっスよー!読者サービスっスよ」


りんこ
「あなたがそれを着てサービスになるかは別として、それじゃあお水をいただけるかしら」


ざぶね子
「一杯五百円っス」


りんこ
「ええっ、お金を取るの!?」


ざぶね子
「自分の奉仕は高級品っス」


りんこ
「ハンッ、こんな店すぐにでも出てやりますわ」


ざぶね子
「ふふふー……先輩、払うものはしっかり払ってもらわんとなぁ、金ないならその分は身体で払ってもらおうかのぉっっ!!」


りんこ
「あらなに、このワタクシの周りを取り囲む屈強な男性達は!? ちょっと何処を触ってらっしゃるの!? イヤン、離してぇ〜」


ざぶね子
「じゃ先輩、次までにしっかりマグロ釣ってくるんっスよ〜♪ と言うわけで黎明館よりお伝えしましたっス(にごり)」




――実際の黎明館は、学生の皆さんに安価で最上級のサービスをご提供するすばらしい喫茶店です。
皆様のお越しを心からお待ちしております。
          店長代理 竜禅寺徹哉