ざぶね子
「先輩、微妙っスー」


りん子
「アナタの方が微妙ですわ」


ざぶね子
「わかってるっスー」


りん子
「なら、よろしいのだけれど。で、なんですの?」


ざぶね子
「新入部員が来たんっスー」


りん子
「まぁ!素敵なコトじゃない。 でも、この時期に新入部員だなんて珍しいこと」


ざぶね子
「何でも先輩の活躍を聞いて、ぜひ入部したいらしいっス」


りん子
「あら、さすがワタクシね☆ 早く部室に入ってもらってちょうだい♪」


ざぶね子
「有頂天っスね。さすが先輩っス」


りん子
「もう!うるさくってよヽ(`Д´)ノ さぁさぁ、お嬢さん早くお入りになって」


おんたま子
「えと、ごきげんようたま……」


りん子
「照れていらっしゃるの?カワイイこと。お名前はなんとおっしゃるの?」


おんたま子
「おんたま子って言うたま。フランチェスカ付属学園の2年生たま」


りん子
「……今なんとおっしゃったの?」


おんたま子
「おんたま子って言うたま。たまはフ……」


りん子
「……付属?」


おんたま子
「2年生たま」


りん子
「ざぁぶねぇぇこさぁぁぁぁん!!!!!!」


ざぶね子
「すごい剣幕っスー」


りん子
「年下では、我が部に入っていただけなくってよ!」


ざぶね子
「だから微妙って言ったっスー」


おんたま子
「――おねえたまの素敵な活躍が憧れたま! たまも新聞部に入っておねえたまみたいになりたいたまっっ」


りん子
「…………んふふ」


ざぶね子
「にやけた面っスー」


りん子
「アナタの熱い思いしかと受け止めましたわ、今日からアナタもし……」


ざぶね子
「付属のお嬢さんっスよ?」


りん子
「し、しし、新聞部は他の方とは違う特別な趣味趣向を持っていないと入レマセンのヨ」


ざぶね子
「そんなの聞いたことないっスよ?」


おんたま子
「それなら大丈夫たま! たまは、誰にも気付かれずに、お写真撮るのが得意たま♪」


りん子
「……誰にも気付かれずに?」


おんたま子
「それからぁ、メイドさんも大好きたま! 毎日メイド喫茶で一緒にチェキ撮ったり、交換日記してるたま♪ やっぱりメイドさんはリアルがいいたまぁ〜、二次元ハァハァな人たちはみんな死ねなのたま☆」


りん子
「あの、お待ちになって……」


おんたま子
「そうそうこの前、電気街で親子連れのこどもが何故かカード○ャプターのえっちなゲームを持ってる姿を見かけたたま! あの時はその後の家族の悲惨な姿を想像して、とってもうっとりゾクゾクしちゃったたまぁ〜。キャハハ☆ おねえたまもいかがですかたま〜」


りん子
「…………」


ざぶね子
「…………」


おんたま子
「あれれ? たま、おしゃべりしすぎちゃったたま。ごめんなさいなのたまぁー」


りん子
「話しが戻って申し訳ないのだけれど……」


おんたま子
「ハイたま♪」


りん子
「……誰にも気付かれずに写真を?」


おんたま子
「えへへ☆ はずかしいたまぁ〜。カメラとか大好きでいっぱい持ってますたま」


ざぶね子
「一眼レフに、小型デジカメ……なんでもあるっスねー。すごい望遠っス!先輩も確か……」


りん子
「アレは脳内設定ですわ」


ざぶね子
「なんだか寂しいっスね……」


りん子
「たま子さん」


おんたま子
「ハイですたま!」


りん子
「誰にも気付かれずに写真を撮るというのは、それは犯……」


おんたま子
「あ! そういえばこのまえ撮ったコスプレ秘蔵写真があるたま〜、特別におねえたまにあげちゃうですたま☆」


りん子
「…………」


おんたま子
「それと、この超秘蔵のパンチラ写真もつけちゃうたま♪」


りん子
「合格ッッ!!!」


ざぶね子
「さすが先輩、クオリティ高いっスー」


おんたま子
「たま、とってもとっても嬉しいたままーー!」


りん子
「ともにフランチェスカ学園新聞部を盛り立ててまいりましょうね!」


おんたま子
「ありがとうございますたま♪ がんばっていっぱいおねえたまや読者サマを萌えさせますたま☆」


りん子
「楽しみにしていてよ!(パンチラを)」


おんたま子
「えへへ、がんばりますたま〜〜」


ざぶね子
「えーと、このお話はフィクションであり現実社会とは一切関係ない妄想っス。犯罪とかは持っての他っス。皆さま、常識にのっとった行動をとって下さいっスー」


りん子
「突然なんですの? ざぶね子さん」


ざぶね子
「いや、なんかこれ読んどけって言われたんっスー」


おんたま子
「たま、これから一生懸命がんばりますたま。皆さまよろしくお願いしますたま〜♪」


ざぶね子
「……頑張ったらまずいのかもっスね〜」


りん子
「えええ!?そんなぁ(パンチラが……)」